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Pose Method of Running ポーズ・ランニング

ランニングフォームを意識して走力を上げよう!

Pose Method of Runningのテキスト(英書)の要約や原文と対訳を紹介しながら、アメリカの人気ランニングフォーム理論について考察してみる

12 自重前傾(自重落下)コンセプト THE FREE FALLING CONCEPT

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 引力・重力を利用した走りを身に着けよう!

Pose Method of Running, Chapter12, p61-66 要約、一部原文と対訳

 ゴルフやバスケなど他のスポーツにおいては、素人でもプロのフォームを真似たりするのに、ランニングでは有名ランナーのフォームを真似る人は少ない。きっと、有名ランナーのそのしなやかで自由なフォームは生まれつきの才能であり、とても真似できるものではない、無理!と思っている人がほとんだだからだろう。

f:id:Tomo-Cruise:20161221054840g:plain そのしなやかで自由なフォームの秘密は、引力・重力を活用している現れである。有名ランナーは引力に対して敏感といえる。便利で手軽なエネルギー源としてうまく活用しているのだ。

 

C12boat.jpg 引力は四六時中、我々に影響している。にもかかわらず、我々は引力についてあまりにも無知である。引力・重力の知識無しに走ることは、風の知識無しにヨットの帆を張り操作するのと等しい。ヨットが風という自然の力を動力化して前に進むように、優秀なランナーは引力・重力を水平移動に変換するスキルによってしなやかに走ることができる。

 

 C12leonardo.jpg 動作にたいする引力・重力の潜在的な力の概念は最近明らかになったものではなく、15世紀においてレオナルド・ダ・ヴィンチがその役割を詳細に語っていた。「動作は、均衡が崩れることによって創り出される。重さの均衡が保たれている限りは、それ自体が動くことはない。均衡の崩れ方が大きいほど、物は急激に動くのである。」

 

This last movement, the lifting of the body, is not a bounce. It is merely the use of muscular elasticity of draw the body in an almost imperceptible way away from the ground. As you might imagine, all three of these actions occur simultaneously and are directed to transfer of support from one foot to the other. To an observer, the only motion that would be noticed in this precise sequence is the lifting of the foot directly under the pelvis, but what is really occurring is that the foot is following the much more subtle movements of the body to fall forward. This lifting of the foot from support is accomplished entirely by the hamstring.

 体幹を引き上げるという、この最後の動作(支持脚を引き上げる際の動作)は跳ねるという動きではない。単に筋肉のしなやかさを利用し、外見上はわからないくらい微妙に地面から体幹を引き上げるという動作なのです。イメージとしては、これらの一連の動作はほぼ同時に行われており、支持脚の交替という動作につながっている。客観的に見て取れる一連の動作は、骨盤の真下に支持脚が引き上げらることのみだが、実際に起こっていることは、体幹が前方にわずかに倒れこむという動作に支持脚がついていっている(骨盤下に引き上げられる)ということ。この支持脚を引き上げる際に使う筋肉は、ハムストリング(脚の後ろ側の筋肉)のみである。

In essence, the brain is giving the body three simultaneous commands to start the free falling process: 1)allow the fall; 2) move the body from support and 3)remove the foot from support. Of these, the first two are accomplished primarily on a subconscious level while the third, the lifting of the foot, is a much more conscious act and initiates and integrates the entire cycle of movements in the running stride.

  以上をまとめると、自重落下プロセスが始まるときに、脳は3つの指令を同時に身体に発信している:1)自重前傾しはじめる 2)体幹(重心)を支持脚から動かす 3)支持脚を外す(引き上げる)。1と2はほぼ無意識なレベルで行われるが、3(足を引き上げる)は、より意識的な動作で脚の回転の起点でありストライドを調整する役割も担う。

 

 Put simply, starting to run is as basic as falling forward.

 一言にすれば、ランニング動作は、単に前方に倒れこむこと(自重前傾)で始まる

 

 この「前方に倒れこむ」って、いろんなランニング教本にも書いてあることだけど、初心者にとっては頭で理解できても実践するにはコツをつかむまでは難しい。はじめ自分は適応できなかった。
 そこでより詳細に表現すると:感覚的には、腰を折らないで(骨盤は前傾させ)肩をやや前に入れる感じで体幹を前に傾ける、だけど(腰から下)脚は体幹より前方に振り出さずに残し、走っている間はパンタグラフのように上下させ上半身に後からついていくというイメージです。胸を張りすぎると疲れるので上半身はなるべくリラックスさせたままです。より視覚的に具体化すると自転車を前のめりで漕いでいる姿勢(ただし上半身はリラックスしていて足は踏み込むのではなく引き上げることに意識)を思い浮かべると分かりやすいかな?

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