Pose Method of Running ポーズ・ランニング

ランニングフォームを意識して走力を上げよう!

Pose Method of Runningのテキスト(英書)の要約や原文と対訳を紹介しながら、アメリカの人気ランニングフォーム理論について考察してみる

19 ポーズメソッドの要素を統合せよ INTEGRATE COMPONENTS OF THE POSE METHOD INTO YOUR NEW RUNNING STYLE

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これからの反復練習で Pose Method の無重力感覚を手に入れよう!

Pose Method of Running, Chapter19, p99-102 要約,一部原文と対訳

f:id:Tomo-Cruise:20170101115318j:plainさて、この章から、いよいよPose Runningを構成する実際の身体の使い方について解説します。はじめにPose Runningの身体的感覚を経験することについて論じます。

無重力状態について考えるとき、どんな状態か頭では理解しているものの実際に経験した人は少なく実際の感覚はわからないでしょう。同じく、Pose Methodを頭では理解できたものの実際の感覚は想像の域を脱しえないでしょう。
ジェットコースターに乗ったときに一時的に無重力状態の感覚を味わうように、このSection以降の反復練習を繰り返すうちに、以前走っていた感覚と違うと感じることがあるでしょう。その感覚(引力・重力を推進力に変換して走る感覚)を得ることができれば、真のPoseランナーになることに近づいたと言える。その感覚とは、一種の無重力状態と言える。いわゆる以前に比べ、軽やかですばやく走ることができるようになるでしょう。(画像は国際宇宙ステーショントレッドミル上をランニングする油井さん、バネの力で身体を押し戻している)

As you progress through these drills, you must always keep in mind that they are all designed to reinforce the same physical sensations. What you will do is come to the gradual realization that all the concepts are integrated. You can’t increase your forward lean to increase velocity without reducing the time your feet remain on support. And if you don’t increase your cadence to keep up, then your legs will fall behind your body, you’ll move out of your frame and the result will be a total loss of form.

  反復練習に取り組んでいる間に常に意識していてほしいのは、そのすべての練習は同一の身体的感覚の強化を目指しているということ。すべての概念が統合されていくと徐々に気づくことでしょう。支持脚の接地時間を短縮することなしに、加速しようと前傾することは不可能だし。ピッチを上げなければ脚が後方に流れ、フレームからはみ出て(前章⑱参照)、結果的にフォームが乱れてしまうでしょう。

 

 That’s why the initial phase of learning the Pose Method depends so much on technique with so little emphasis on mileage. At this stage it is vital to be utterly precise in your movements. Any time you lose the critical coordination that integrates the concepts of the Pose Method, you have to stop, rest, gather your thoughts and try again. The last thing you want to do is let some sense of guilt urge you to rack up miles, if you can’t retain your form while doing so.

 だから、Pose Method習得の導入部においては、距離を走ることに重きを置かずに技術面に重きを置いているのです。この段階では、徹底的に動作に正確さを期すことが重要です。Pose Methodの概念と連動させる動作に違和感を感じるようであれば、一旦立ち止まり、概念を思い出してから再開してほしい。もっとも好ましくないのは、月間走行距離を落としてしまうことに罪悪感を感じてただただ長時間走りこんでしまうことだ。そうしているうちは、フォーム改造なんで無理です。

 

 そして、Pose Methodの身体的感覚を得たと確信したあとに、Poseフォームを維持してもなお距離を伸ばすべく用意された特定の反復練習に移っていくのです。その特定の反復練習は筋力の弾性を高め、臀部(尻)やハムストリングス(腿裏)を強め、フォームを維持するのに体幹も鍛えていくでしょう。
 それぞれの反復練習とPose Methodを関連付けるために、反復練習後に20ステップ程走ることをお勧めする。反復練習と走りを行ったり来たりすることで、身体的感覚を確認し概念を身体にしみ込ませてほしい。反復練習を実践し、引力に身体を委ねよう。

最近、トランポリンの上でアップテンポな音楽に合わせて跳ばずに体幹をホールドして脚を動かすエクササイズがダイエット志向の女性中心に流行っているとバラエティでやっていたのを観て、Pose Methodの無重力状態というのが連想されました。番組で、ステップを音楽のビートに乗せるのには、跳ねないで頭の位置をホールドして腹筋などを使い脚を折りたたまないとならないとインストラクターが指摘していました。このエクササイズはダイエットにも効くでしょうけど、Pose Methodのdrillにも有効だなと思いました。(下の動画は、その番組ではありませんが参考に張りました)