Pose Method of Running ポーズ・ランニング

ランニングフォームを意識して走力を上げよう!

Pose Method of Runningのテキスト(英書)の要約や原文と対訳を紹介しながら、アメリカの人気ランニングフォーム理論について考察してみる

20 ランニング技術の習得 MASTERING RUNNING TECHNIQUE

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ランニングを舞踏のように芸術の域まで昇華させろ!

Pose Method of Running, Chapter20, p103-105 要約、一部原文と対訳

 ランニングを習得することは、ピアノやバレエを習得することと同等だと思う人はあまりいないだろう。走ること自体が人の根本的動作である認識があり、ランニングは習うより慣れよの意識が強いだろう。
 何よりも、すでに習わずに走れていること自体が、最適なランニング技術を習得するという概念への大きな壁となっている。私たちは大体、生まれてから這うことを覚え、2本足で歩くこと、走ることを自然に習得してきた。そしてもちろん、その中では走ることが一番速く移動できる動作である。その点ではランニングを習得することに成功しているといえる。一方、ピアノを叩くことはピアノを弾くことと同等でないし、プロダンサーの動作と素人の動作との差も明白だろう。
 そうなのです。ランニングも改良・鍛錬・上達することができるスキルなのです。ピアノやダンスと同じように個々人の肉体的・生理学的・情緒的・精神的な表現形式ともいえるのです。

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 また私たちは生活していくなかで、普段は無意識に日常的な動作をたくさん習得している。ただ、その容易な動作も外的な刺激に大きく影響を受ける場合がある。例えば、サイン(署名)を例に挙げれば、普段は何気なく済ます動作が、長期ローンを組む契約書や結婚証明書にサインするとなると、急に緊張し普段と同じように指が動かなかったりする。

 同様にピアニストもリハーサルでは完璧に演奏できていても、観客を前にして硬くなってしまうとか、100回連続でフリースローを決めるバスケ選手が決勝点で外してしまうとか、フィギュアスケート選手が練習では4回転跳べたのがオリンピックでは転倒してしまうとか、動作・技術の熟練は単なる身体的なもの以上であることの例は枚挙にいとまがない。
 私たちの動作は、単なる身体的能力によるものではなく、また精神的・心理的な側面も含まれているといえる。ピアニストのレベルは、いかに指が速く動かせるという身体的技術だけでなく、作曲家と演奏者の音楽的理解による表現力によって左右される。

While running is not as obviously creative as music, it too is an outlet for human expression and requires well-honed technique beyond the physical realm. Just as with dance, there is a rhythm and a beauty to running that transcends mere pavement pounding and elevates the act of running well to artistry.

一方、ランニングは音楽ほど創造的なものではないが、身体的領域を超えた微妙な動きも要求する人間的表現の現れだと言える。舞踏のように、ランニングには単なる舗道上での脚動作を超越して、ランニング行為を芸術の域まで昇華させるリズムや美が存在するのです。

 

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