Pose Method of Running ポーズ・ランニング

ランニングフォームを意識して走力を上げよう!

Pose Method of Runningのテキスト(英書)の要約や原文と対訳を紹介しながら、アメリカの人気ランニングフォーム理論について考察してみる

31 砂上ランニング RUNNING ON SAND

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砂浜を走って運動能力を高めてフォームを整えよう!

Pose Method of Running, Chapter31, p205-208, 要約、一部本文と対訳

 砂上ランニングにより得られる利点とは、

  • 筋力と靭帯を強化する
  • 脚の筋力バランスを発展させる
  • 関節を安定させる
  • 有酸素運動能力を活性化する

などが挙げられますが、地面との接地感覚が磨かれることが一番の恩恵でしょう。

Many of the benefits of sand running derive from the fact that it is a relatively unstable surface. When you are running on the sand, your feet may sink in, slide in any direction and be far more difficult to release from support. These conditions force you to learn the best way to interact with support and approach optimal running technique.
Additionally, the difficulty of running on sand makes it virtually impossible to over stride. If you are having problems breaking the habits of either pushing off with your foot on take-off or landing on the heel and rolling through to the mid-foot the toes, you’ll find sand running a very effective tool in getting the “feel” of proper running technique. Trying to run in that old style, you’ll find that you quickly bog down. However, if you run with the light touch and short strides of the Pose Method, you won’t penetrate nearly as far into the sand and you’ll move along much more rapidly.

 

砂上ランニングのほとんどの有益点は不安定な地面そのものに起因している。砂上ランニング中は足が沈み込んだり、いろんな方向にずれたり、支持脚を引き上げるのが困難であったりすることでしょう。これらの状況はあなたに支持脚の操作法を上達させ、適切なランニング技術へと導くことでしょう。
 加えて砂上ランニングの難しさによって余計なストライドをほぼ防ぐことにもなりなす。あたなが接地時に地面を押し出したり、踵着地で重心をつま先まで転がしたりするような悪いクセを直すのに悩んでいるのであれば、砂上ランニングは適切なランニング技術を体得する効果的な治療法といえる。地面を押すような旧来のランニングスタイルで砂上を走ると足が沈み込んでうまく進めないでしょうが、ポーズメソッドの軽い接地のコンパクトなストライドで走れば、砂上をそれほど沈まずにより速く進むことができるでしょう。

  砂上ランニングは、裸足で行うとより効果的です。接地面が限定され、沈み込みに対する技術が必要となるばかりか、足裏感覚を活性化することにもなるからです。

 砂上ランニングは、通常の舗道上のランニングのように長距離を時間を計って実践する類のものではなく、あくまでランニング技術向上や強度調整を目指したものです。また、ふくらはぎや前腿の筋肉痛は必ずと言ってもいいほど発生しますが、強度調整が進行している証拠だと思ってください。さらに呼吸もすぐに苦しくなり長時間行うことはまず無理でしょうが、循環器系や呼吸器系を強化することにも寄与します。
 やりはじめは、短い距離を何セットか、歩きをはさんで行うとよいでしょう。フォームが崩れてもなお走り続けることはしないように。慣れてきたら距離を伸ばすなり、インターバル走を取り入れたりとバリエーションを試してください。

f:id:Tomo-Cruise:20170314183150j:plain砂上ランニングには実践時にひとつ大きな注意点があります。本来、筋力バランスや結合組織の強化が主な目的の練習であるが、ビーチで走る砂上ランニングの場合は、波打ち際は傾斜がきつく一方向のみ走っていると筋力バランスを崩し逆に故障しやすくなることもある点です。波打ち際を離れてより平らなコース取りをするか、往復コースでバランスを取るかを考慮して実践してください。